577 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/03/07(土) 05:40:56 ID:g94XW2Ru0 [1/1回(PC)]
友達Aから聞いた話。
友達Aが大学生のとき、車を買ったばかりの友達と一緒に数人で遊んでて、
夏休みだし、肝試しでも行こうぜってことになった。
心霊スポットとして当時有名だった廃病院に夜中2時過ぎに到着した。
ところが、廃病院の周りには有刺鉄線が張られていて、中には入れなかった。
がっかりしたものの、せっかく来たんだし、周りを一周してから帰ることにした。
そろそろ一周終わる頃になって、誰かが廃病院に向かって立っているのを
見つけた。
近づいてみると、普通の30代前半くらいの奥さんだった。
B(Aの友達)が話しかけた。「こんな夜中に、こんなところで何してるんですか?」
奥さんはゆっくりとこっちを向きながら、「子供を捜してるんです。
さっきまであの中にいたんですけど。」って廃病院の中を指差した。
Bが「じゃ、帰りに見かけたら保護しますよ。どんなお子さんなんですか?」
って聞いたら、「4歳の男の子です。ボーダーシャツに半ズボンを履いていて。
右手と左足が無いんです。」
こっちを向いた奥さん、目の焦点も合ってなく、完全にイっちゃてる感じだった。
さすがに怖くなって、全員大急ぎで車まで戻り、車を発信させた。
廃病院近くの高速インター手前で信号待ちをしている時に、友達Aがタバコを
吸おうとして、助手席の窓を開けた。
ちょうどそこに看板が立っているのが目に入った。
「ひき逃げ事故発生現場
XX月YY日ZZ時頃、ひき逃げ交通事故が発生。
○○君(当時4歳、ボーダーシャツ、半ズボン着用)が跳ねられ…」
「なぁ、おい。これって…」