301 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2006/11/30(木) 03:23:34 ID:6sqtop+yO [1/1回(携帯)]
高1で初めて彼女ができた。彼女を初めて家に連れ込んだ。 
お互いの学校の話、愚痴、友達の話。たわいもない話ではあったが最高に楽しく、時間があっというまに過ぎていく。 
「ジュース買ってこようか」 
俺は小銭を握りしめ、足速にマンション一階にある自販機へと向かった。 
ほんの2、3分 
家に帰り玄関を開けると、俺の部屋に居るはずの彼女が泣きながら玄関に座りこんでいる。状況が飲み込めない俺。 
しばらく沈黙が続き「隣の部屋に居たよね?」と彼女がポツリといった。 
「はぁ?」そんな訳ない。俺の両手にはしっかりと缶ジュースが握られている。 
訳がわからないままに彼女を落ち着かせ、事の成り行きを聞いてみた。 
俺が部屋を出てすぐ、彼女は興味本意で俺の机の中を物色したらしい。 
すると隣の部屋から 
「何をしてる!!」と俺の怒声が部屋中に響き、壁を叩く音、ドアがはげしく開閉する音がして恐くなり逃げだしたとの事 
ごめんね、ごめんね、と力無く謝る彼女。 

確かに俺は隣の部屋に居なかったが 

でも「父」がいた。 
正確に書くと 



「父の遺影」があった。