703 :本当にあった怖い名無し[sage]投稿日:2005/08/11(木) 17:27:05 ID:bxvysOG80[1/3回(PC)]
じゃあ満を持して呼ばれてもいないのに涌いてきたオイラが1話。 
長いですのでお暇な方だけ読んでください。 

俺が大昔、友人の家で体験したお話です。 

オイラが小さい頃はファミコンなどもまだ無かった時代なので、遊ぶときは専ら 
家の外で体を動かす、運動系の遊びが中心でした。田舎なので学区が 
狭く、良く一緒に遊ぶ仲間はいつも一緒のメンバーでした。 
 その中に青山君と言う友達がおったんですが、その青山君の家は大きな農家で 
納屋や倉庫がたくさんあり、外で遊ぶには不自由しません。 
だからみんなが集まる時には、大概その子の家に集まって遊んでいました。 
さて、その日もその家で5人位で集まってかくれんぼをして遊んでいました。 
その時の鬼は山本君でした。彼はちょっと小ズルイ性格で、最初鬼以外が隠 
れる時に数を数えるんですが、きちんと数えないでフライングをするんですよ。 
みんなその事を知ってたので、我先に隠れられる場所を目指して散り々りに 
なりました。オイラは小田君と一緒に隠れるべく、薄暗い納屋の二階へ駆け 
んだんです。梯子を上がり切ると、すぐ右に便所があります。一応水洗です 
が、酷く汚いのと、小林君がそこのトイレは使っちゃいけないと言うので一度も 
使った事も中に入った事もありませんでした。まぁ、怖いもの見たさで中を覗いた 
事があるという程度の物件です。 
皆も使用禁止は承知してたので、そのトイレを使ったり、中に入ったりと言う様な 
事はしませんでした。 
ここまで書くともうお分かりだろうと思いますが、入ってしまったんですオイラたち。 
禁断のトイレに。 


704 :つづき1[sage]投稿日:2005/08/11(木) 17:31:06 ID:bxvysOG80[2/3回(PC)]
トイレの中は非常に汚いんですが水気が無いので汚れなどは全て乾燥しており、 
殆ど悪臭も無くとても隠れられん!と言う様な状態ではありませんでした。 
しかしとても狭く、いくら小さな子どもとは言え二人で入っているには厳しい間取り 
でしたのでオイラはそのトイレから出て、納屋の柱を登り天井の梁に身を隠しました。 
下が一望できる場所でしたので他の子らの状況が一目で分ります。 

と、暫くして梯子をギシギシ言わせて誰かが昇ってきました。山本の野郎、探しに 
来るのが早すぎるぞ!と思ったのですが、それは山本君ではなく大人の男性でした。 
その人は農作業の服を着ており、猫背でガリガリ、青い顔をしており何となく 
不気味というか怖いような感じがしました。その人はおもむろに梯子を上がり切ると 
小田君のいるトイレに入りました。オイラは、あ、やべ、小田のヤツ怒られるぞ・・・ 
と思いましたが男の人がトイレへ入って数秒、数分経っても何も起こりません。 
???もしかして一緒に隠れてるのか?などと子どもらしい思考能力で状況を 
一方的に理解しました。まぁ、普通に考えてそんな事はありえないんですが。 

ちょっと間をおいてオイラは見つかってしまいました。青山君、小林君、鬼の山本君、 
そしてオイラが一堂に会しているわけですが、小田君がまだ見つかっていません。 
あの男の人とトイレに隠れたまま出てきません。ここでちょっと不安になったオイラは、 
みんなに小田君がトイレへ隠れた事をバラしてしまいました。この時点で小田君が 
トイレへはいってから10分位たっていたように思います。 
ついでに大人の男の人がトイレに入って行った事も告げると、青山君がどんな人なのか 
聞いてきましたので見たとおりに容貌を教えると青山君まで真っ青な顔になりました。 
「それ、ボクの爺ちゃんだよ。間違いない・・・」 



705 :つづき2[sage]投稿日:2005/08/11(木) 17:46:02 ID:bxvysOG80[3/3回(PC)]
あまりに彼が怯えているのでじゃあ、一緒にあやまってやるよと言うと 

「も う 爺 ち ゃ ん  、 死 ん で る ん だ よ ・・・」 

冗談かと思いました!オイラは青山君の爺ちゃんなんて一度も見た事が 
なかったから、風貌なんてまるで知らないんですが、そのオイラがズバリと爺ちゃん 
の姿かたちを言い当てたので青山君は一瞬にしてオイラの言う事を信じてくれた 
ようでした。信じられない状況にビビリながらも小田君をなんとかしなければ 
いけません。 

ダッシュで梯子を上り恐る恐るみんなでトイレの戸を開けてみると・・・ 
そこには気絶した小田君がいました。 
とりあえず全員で協力してトイレから小田君を出すと、小田君の意識が戻りました。 
すると大声でわんわん泣き始めました。オイラたちも怖いのとワケがわからないのとで、 
みんな一緒になってわんわん泣きました。 
一段落してから、小田君に何があったかきいてみますと、 
「俺が隠れた後、誰かがトイレに入ってきたんだ。大人の人で。入ってくるなり 
イタイ、イタイ。クルシイィ・・・  って言い出して首の辺りから血みたいなのがドバー 
っと噴出して・・・。その人が俺につかみかかろうとしたんだよぅ!俺そこで目の前が 
真っ暗になって・・・  うわ~~ん!!」 

もうそれ以上何も話せない状態でした。後日青山君から聞いた話では、彼の 
お爺さんは癌か何かで、自分の身を憂いてあのトイレで首に刃物を突き刺し 
自殺をしていたのだそうです。あの汚れは拭いても拭いても消えないその時の 
血糊だと言う事でした。でも何故あの時青山君のお爺さんの亡霊が現れたのかは、 
青山君自身にも原因は分らないと言っていました。 
さてその後、小田君やオイラ達に別段変ったことはありませんでしたが、みんな揃って 
極度の怖がりになってしまったと言う事は言うまでもありません。 

そんなお話です。長々とありがとうございました。