965 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] 投稿日:04/05/17 17:24 ID:YP98CZ00 [1/3回]
小学校5年生の頃だったかな。 
わりと仲良くしてた友達Aの妹が、重い病気にかかって死んでしまったんだ。 
落ち込んで塞ぎ込むAに、皆何を言っていいのかわからなかったみたい。 
俺はというと、死ってのがよくわからなかったってのと、 
変に気を使っちゃ逆にAや妹さんに悪いような気もして、 
別に何を考える事なく遊びに誘ったり、誘われたりしてた。 

ある日、そのAに誘われて家に遊びに行った時、 
リビングにある洋風の仏壇というのを初めて見て感心してた。 
「なんだよ、クリスチャンかよ。なんかカッコイイな」みたいな事を言ってた気がする。 
すると、Aが俺の袖をつまんで 
「Bちゃん(俺の事ね)、いいもん見せてあげるよ」 
と言いながら、すぐ後ろにあるタンスから数枚写真を取り出して、俺に見せてきた。


966 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] 投稿日:04/05/17 17:34 ID:YP98CZ00 [2/3回]
>>965のつづき 

曰く、妹が死んだ後にお母ちゃんと一緒に旅行に行った時に撮った物らしい。 
一枚一枚これはどこそこの町で云々なんて言いながら、二人して仏壇の前で写真を見てた。 
「Bちゃん、すごいのがあるんだ。」 
と言って、その写真の中から二枚程チョイスして俺に見せてきた。 

一枚は山を背景に撮った物で、Aとお母ちゃんのツーショットの筈が、 
後ろの山の頂上あたりに女の子の顔らしき影が写っていた。 
もう一枚はまさに俺達が座っているリビングを写した物で、 
写真を取り出してきたタンスの木目が女の子の顔っぽく見えるという物だった。 
現物と比較しても、成る程確かにありえない影が写っている。



968 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] 投稿日:04/05/17 17:40 ID:YP98CZ00 [3/3回]
>>966のつづき 

不思議と恐怖は感じなかった。 
むしろ、 
「なんだよ心霊写真かよすげーな。でもあんま怖くねーよな」 
なんて言いながら興味深く見た物だ。 
Aがその時ポツリと言った、 
「妹はね、今も一緒にいるんだよ。」って言葉はよく覚えてる。 

その後Aはすぐに転校してしまってそれっきりだったけど、 
妹さんが入学して、使う筈だった下駄箱においてあった女の子の人形を見る度、 
なんとも言えない不思議な気分になったなぁ。