347 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/05/08(木) 15:14:02 ID:7nZrx11wO [1/1回(携帯)]
小学2年生くらいのころの話し。 
近所に人気の無い古びた神社があり、 
好奇心からこっそり忍び込んでみた。 
ほこりっぽい部屋の中はがらんとしていて、 
隅のほうに黒電話だけがぽつりと置いてあった。 
受話器をはずすとツーと音がしたので自宅に電話をかけてみた。 
家にいたお母さんが出た。 
「もしもし」 
「もしもしお母さん?○○だけど…」 
「はい?」 
「あ、もうすぐ帰るから…」 
「誰?」 
「わたし、○○…」 
「知らないわよ?」 
「…」 
「○○?」 
「うん」 
「だったらはやく帰ってらっしゃい」 
ガチャン 
お母さん(らしき人)と話す最中ふと辺りを見渡すと、 
よく晴れたお昼過ぎのはずなのに 
窓や戸から入り込む光はかすみ室内は異様に薄暗い事に気付いた。 
不安にかられてあわてて電話を切り外に出た。 
外はやはりよく晴れたお昼過ぎの明るさだった。 
家に帰るとお母さんは掃除機をかけていた。 
先程の電話ごしの声がまるで他人ぎょうぎで、 
何だか怒っているように感じられたので怒らせるような事をしたか尋ねると 
「電話なんてかかってきてないわよ?」と言われた。 
それ以来あの神社には行っていない。 
あの神社は何十年も前からすでに使われていないのだそうだ。 
二匹のおいなりさんだけが寂しそうに鎮座する、小さく寂しげな神社です。