258 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2003/06/07 08:16:00
5歳のときのこと。真夜中にはっきりと目が覚めた。 
暗がりのなか時計に目をやると、午前1時、蛍光の文字が浮かび上がっていた。 
まだ小学校にも上がっていない子供がなぜこんな時刻に、 
なぜこの日に限って目を覚まさなければならなかったのか。 
一緒に寝ていた父親は、僕のかたわらで眠りこけていた。 
外で物音が聞こえた。金属の鈍い、響かない音で、 
それはたとえば神社で綱を振って鳴らす大鈴に似ていた。 
何が起こっているのか気になり、窓を開けて外を眺めた。 
街灯の明かりが、白く弱く道路を照らしている。 
同時におぼろに浮かび上がった小さな行列があった。 
5、6人の人たちが列を組み、ゆっくりと歩いている。 
その歩む調子に合わせ、大鈴に似た音が鳴っていた。 
ゆっくりであるために厳かで、そして自分以外に誰も見ていないことが神秘的ですらあった。 
その一行は見られているとは気づかずに、どこかへと向かっていき、 
次第に音は遠く、ついには聞こえなくなった。 

補足すると、窓からは西の方角を眺める格好になります。 
けったいな一行は北から南に向かって歩いていったように思います。 
翌朝、向かいに住む友達にこのことを話すと、知らないと返ってきました。 
歳がバレますが、目撃したのは1984年のころだと思います。 
これは一昔まえ、頻繁に目撃されていたことなんでしょうか? 


259 : 258[] : 投稿日:2003/06/07 08:23:00
割り込んだお詫びに「子供の頃の変な記憶」をいくつか。 
夕食時に庭でバーベキューをしていると、冷房の室外機の下に黒いトカゲが素早く潜り込んだ。 
気になり、棒切れでかき出してみたが何も出てこなかった。 

晴れの日に家の外にいたら、他校へ転校していった男の子に会った。 
赤い自転車に乗っていて、髪の毛が腰あたりまで伸びていた。 
なぜか金髪で、しかもキラキラ光っていた。 

庭の植木に繁殖していた芋虫を焼き殺した日のこと。 
夜、天井から芋虫が落ちてくる夢(幻覚?)を見た。 
それから「ハハハ」と小気味の良い笑い声が聞こえた。 
トイレに行くため起きると、台所の冷蔵庫の下に、 
親の結婚式の写真が3枚ほど落ちていた。 

昔の記憶って不思議ですよね。悪い夢でも見ていたようです。 
長々と失礼しました。