55 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2003/05/28 07:54:00
たぶん幼稚園くらいのとき。 

当時、母子家庭だったウチは母とわたしのふたりで 
アパートに住んでいたのだが(おそらく2LDKくらい)、 
畳の部屋に布団を敷いてふたりでならんで寝ていた 
ある晩、ふと夜中に何かの拍子で眼を覚ました 
わたしは、ふすまやなんかで区切られてはいなかった 
となりの部屋の、たんすと壁のあいだに、男の人が 
立ってこちらを見ているのを、はっきり視界に捉えた。 

(ひいいい!! 誰かいる!!! 夜中に勝手に人の家に 
入ってくるのは強盗だ!!! あのひとは強盗だ!!) 

恐ろしくなったわたしは、何も考えずに隣に寝てた 
母を起こして、 
「手をあげて。手を上にあげて!」と意味のわからん 
ことを泣きながら訴えた。 


56 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2003/05/28 07:54:00
つまり強盗=「手を上げろ」、手をあげたら 
許してもらえる、みたいな短絡思考だったわけです。 
このときの自分の思考の順序みたいなものを、 
いまだにはっきり記憶しているから凄い。 
母は眠かったのかなんだかんだいってわたしを 
なだめて、またすぐ寝てしまったのだが、 
わたしはもう怖くて怖くて隣の部屋に視線をやる 
こともできず、とりあえずその部屋の壁にかけて 
あった破魔矢をじっと眺め、 
「神様、わたしとおかあさんをたすけてください」 
と祈りつつ、いつのまにか眠ってしまった。 

あれはいったいなんだったのかと、この晩の記憶だけが 
切り取ったように濃厚なあとになってみて考えても、 
まったくわけわかりません。 

こちらも高校生くらいのとき母にたずねてみたら、 
「そんなことまったく記憶にない。泥棒に入られた 
こともないし、なんかの勘違いでしょ」 
とあっさりスルーされてしまった。 
でもここまで記憶に鮮明なのに、勘違いってこと 
あるかなぁ。 

最近になってからなんとなく、あれはもしかすると 
当時の母が連れ込んだ男友達かなんかじゃなかったのか 
なんて妄想したりもしているわけですが、 
案外それが真相だったりするのかもな・・・。