698 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/04/18(土) 22:51:03 ID:qsjU7SPd0 [1/2回(PC)]

三年ぐらい前の話。山はあまり関係ないかも。怖くなくても勘弁ね。 

友人のAの父親は、釣りが好きで、釣り仲間3人と一緒に毎年5月に一週間 
ぐらい旅行にいくらしい。釣り仲間は全員リタイア組でかなり歳を召してい 
るため、渓流の一番奥までは行けず、ある程度自動車が入る場所に泊まりな 
がら釣りをするのだそうだ。 

昨年の釣り旅行の初日、Aの父親が変った猫を見つけた。山の中で、民家が 
近くに見つからないのに、少し太った野良猫で、魚をやっても無視するが、 
人間には割と馴れ馴れしい。(触れないが、近くまでは寄ってくる) 

この猫が、釣り場を変えても変えても出没する。この時点で少し変に思った 
らしい。旅行の最終日は、その時に釣った魚や山菜などを旅館で調理しても 
らうのが常だったので、いつもの旅館に泊まった。

旅館の大将を見た瞬間、 
あの猫はこの人だって意味もなく確信したらしい。雰囲気がそっくりだった 
とか。そして、その人と一緒にAの父が記念写真を取ったらしい。 

それがこれですって云ってAが一枚の写真を出してきた。 

それには、渓流の前でポーズを取る知らない男性が一人で写っていた。 

流石に凍り付いたのだが、Aがこの猫可愛いでしょって、その男性を指指す。 

じゃあAの父親はどこ?そう思って、Aの顔を見たら、涙を浮かべている。
 
どうしたら良いかわからないので、適当に相槌を打って、会話を終了させて 
逃げるように家に帰った。今Aと付き合っているのだが、詳しい事は未だに 
聞けない。そもそも猫の話が出た意味が、俺には分からないしね。