375 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2009/04/28(火) 22:58:09 ID:9EIlP/UY0 [1/1回(PC)]
大昔の話。
自宅に仕事を持ち帰って、休日の朝から提案書づくり追われていた時のこと。
その日は、ミョーな集中力が出たうえ、いいアイデアが湧き、短時間で作成できた。
仕事も終わり、ホッとしながらタバコに火を付けた瞬間、近所で電話が鳴る音が聞こえた。
隣のアパートからかなぁ?っと思っていると、音はだんだん大きくなり、やっと自分家の
電話が鳴っていることに気が付いた。
オレの耳・・・イカレてんのかなぁ?と思いながら電話に駆け寄ると、自宅の電話は鳴っていない・・・
しかし、かなりの近距離から聞こえてくる!
頭が??なりながらアパート内をウロウロし始めた。
なにしろ、この頃は携帯電話が普及し始めたあたりで、自分も携帯は持っていなかったし
子機もなかったからだ。
音の出所を探してウロウロしているうちに、あることに気が付いた。
どこに行っても音量が変わらない!!
トイレだろうが玄関だろうが、浴室だろうが・・・
まさか?と思い、思い切って両耳を塞いでみたが、変わらず電話は鳴り響く。
頭の中で電話鳴ってるなぁ・・・オレ・・・耳じゃなく頭が逝かれちゃったのかなぁ・・・
アハハハ・・・アハ・・・そんな訳ねーだろ!!
って言いながら何を考えたか、咄嗟にテレビのスイッチを入れて何も無かったフリをした。
しかし、映っていたのはあなたの知らない世界。
恐怖に駆られて一目散にアパートを飛び出した。
でもアパートから10mぐらい離れると不思議に電話の音はピタリと止まった。
それでも戻る気になれず友達の家へ。
すっかり楽しんで夜更けあたりに帰ることに。
そしてアパートの近くまで来ると、また電話の呼び出し音が微かだが聞こえてくる。
10mくらまで来ると耳のそば鳴っているかのように大きくなり、速攻で友達宅に逃げた。
この不気味な出来事はその日かぎりだったが、電話に関する一番イヤな思い出でした。
長文、つたない文章でスンマソ