638 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/03/10(火) 23:38:00 ID:OVpk5ts30 [1/1回(PC)]

空気読まずに投下しますか 


JR一関駅から車で2,30分にある山での話 
斜面に田畑がある農村で、頂上までは、ほぼ一本道だった 

頂上付近には二、三軒の民家があり、 
寂れた小さな祠、その祠を囲むように大小無数の地蔵がある 
その祠と地蔵の前にある沼(人口池?)で起きた話だ 

深夜、車で曾祖父の家に向かう途中、その沼に十数人ほどの人影があった 
その様が奇妙で、泳いでいるわけでもなく、 
なんていうのか、鯉が餌に群がるような感じで蠢いてる様子だった 

気味が悪く、その脇を通り過ぎる事も出来ず、遠目で沼を見ていた 
すると、車のライトに気づいたのか、 
曽祖父の家から親父が出てきて、こちらに駆け寄ってきた 

「沼の脇通り過ぎるとか勇気ありすぎだろ、親父」と、 
一瞬、視線を外してしまうと、もうその人影は見えなくなっていた