837 :本当にあった怖い名無し:2007/09/16(日) 15:09:06 ID:Z1lBatgu0 
去年の秋、姉貴が結婚した。 
そんときの、結婚式での話。 

結婚式なんだけど、親族だけで写真撮るじゃん。 
新郎新婦を真ん中にして。 
俺ら親兄弟は1列目に一緒に座って、にこやかに写真撮影。 
写真撮り終わったあとに、姉貴が 
「後ろに立ってた叔父さんがベールひっぱるんだよ。うしろヘンになってない?」と 
お袋に言っている。 
お袋も「えー?」とか言いながらベールを見たけど、特に崩れたりはしてない。 

ただ、ベールの裾になぜか青い朝顔がひとつくっついていた。 
頃は11月。 
式場には花が沢山あふれていたけど、もちろん朝顔なんてない。 
うしろに立っていた叔父に、後で母が聞いたみたいだけど 
ベールは引っ張ってないし、朝顔にも覚えがないと。 

ここからは後日談で、お袋が涙ながらに語ったんだけど。 
俺ら、今は俺と姉貴のふたり姉弟だけど、俺にはもう1人姉がいたのよ。 
姉貴と双子だった。 
俺が5歳のときに、事故で亡くなった。 
事故に遭ったのは小学生になってはじめての夏休みを迎えようとした、終業式の日。 
学校からの帰り道で事故に。 
最後に持ち帰っていた朝顔の鉢が遺品になり、 
あれから毎年、その種を絶やさずに親父とお袋が育てている。 

死んだ姉貴が、精一杯のおめでとうを言いに来たんじゃないかと 
家族全員で泣いたよ。